慰安婦のドキュメンタリー映画「記憶と生きる」が広島で上映される

従軍慰安婦問題について日韓両政府が最終解決の合意をする中、元慰安婦たちを描いたドキュメンタリー映画が広島市で上映されているという。「1人の兵隊がベルトを締める間もなく、次の兵隊が入ってきた。その時は本当に辛かった」(元慰安婦の証言 映画「記憶と生きる」予告編より)

映画「記憶と生きる」は、1990年代なかば、韓国で共同生活を送っていた元慰安婦たちの証言や日常生活の様子を、2年間にわたって記録したものだという。撮影・編集・監督は、広島大学出身のフリージャーナリスト・土井敏邦さん。

土井監督は1月10日、広島市の映画館であいさつし、映画化のきっかけは「慰安婦制度はどこの国にもあった」という3年前の当時の橋下大阪市長の発言だったと明かした。

「なぜそういう発言が出てくるのか?と言うと、それは被害者の顔が見えないからです。それならば、私が今やるべきことは、あの人たちの顔を見せていく、あの人たちの声を聞かせていく。それがジャーナリストとして、あの人たちに出会って記録をとった人間としての責務だと思った」(土井敏邦監督)

去年末の最終解決では、日本政府が軍の関与を認め、元慰安婦の支援に10億円を出し、韓国側は問題を蒸し返さないことなどで双方の政府が合意した。

「『もう2度と非難するな』ということを約束させる、お金の力を使って。それは全然、問題の根源と違う。安倍さんが言うように、次の世代に謝罪させたくない。それは、それでいいのです。例えそうだとしても、我々はこのことを次の世代に教え伝えなきゃいけない。それをちゃんと受け止めていかなくてはいけない」(土井敏邦監督)

映画「記憶を生きる」は、1月21日まで広島市西区の横川シネマで上映されるという。
(RCC)

http://www.doi-toshikuni.net/j/kioku/
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