救命措置を取らなかった介護福祉士に懲役3年

広島市西区の介護施設で、けがをした入居者のお年寄りに適切な救命措置を取らず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた介護福祉士に対し広島地方裁判所は、「救助よりも保身を優先しうその報告をして隠蔽を図るなど身勝手かつ悪質だ」として、懲役3年を言い渡した。

広島市西区の介護施設で、介護福祉士として勤めていた竹川忠臣被告(32)は今年5月、けがをして地面に倒れその後死亡した当時82歳の入居者の女性に対し、適切な救命措置を取らなかったとして保護責任者遺棄致死の罪に問われた。

これまでの裁判で弁護側は、「放置したことと死亡との関連は認められない」として保護責任者遺棄の罪にとどまると主張したのに対し、検察は懲役5年を求刑していた。

12月25日の判決で広島地方裁判所の小川賢司裁判長は「医師の証言などからすぐに救急車を呼んでいれば死亡を回避できた」と指摘し、保護責任者遺棄致死の罪にあたると認定した。その上で「2階から転落したことを知りながら叱責を恐れて、救助よりも保身を優先し嘘の報告をして隠蔽を図るなど身勝手かつ悪質だ。介護福祉士としての責任感に欠け、厳しい社会的非難は免れない」として、懲役3年を言い渡した。(NHK広島)
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