広島県信用組合の理事長が6月に辞任

広島県信用組合が、元支店長による多額の預金の着服を隠ぺいしていた問題で、外部の弁護士などで作る第三者委員会は当時の理事長だけでなくほかの理事にも責任があったなどとする報告書をまとめた。これを受けて当時、専務理事だった西川和彦理事長は来年6月に辞任することを明らかにした。


この問題は、広島県信用組合で尾道支店長などを務めた54歳の元男性職員が、顧客19人から預かった預金およそ3500万円を着服していたうえ、組合が2年以上隠ぺいしていたもの。


不祥事が発覚した一昨年4月、当時の理事長などが隠ぺいを決めており、外部の弁護士らで作る第三者委員会は原因を究明するため関係者から聞き取りなどを行って12月18日に報告書をまとめた。


この中では発覚当初、被害者は2人だけだという元支店長の言い分をうのみにし、組合からうその融資を行って弁済させたことが隠ぺい工作を重ねるきっかけになったとしたほか、過去に起きた不祥事から間もなかったことなどが、当局に届け出なかった事情として推察されるとしている。


その上で「常勤の理事についても監督義務違反の責任が問われるべきだ」として、すでに辞任した当時の理事長だけでなく、ほかの理事にも責任があったと指摘した。


これを受けて当時、専務理事だった西川理事長は「経営態勢を再構築する必要がある」と述べ、来年6月に開かれる総代会で辞任することを明らかにした。広島県信用組合では今後、法令順守や内部管理の態勢を抜本的に見直し再発防止に努めるとしている。(NHK広島)



広島県信用組合 西川理事長
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