ワタミ訴訟にみる売上利益至上主義ブラック会社

「365日24時間、死ぬまで働け!」という名言を残したワタミ創業者の自民党・渡辺美樹参院議員だが、居酒屋「和民」で働いていた女性が自殺したのは長時間労働などによる過労が原因だとして両親が損害賠償を求めていた訴訟で、会社側は責任を認め、約1億3000万円を支払うことで和解した。


2008年、「ワタミ」の子会社、「ワミフードサービス」の新入社員だった森美菜さん(当時26)は、月140時間以上の残業の末、適応障害で自殺した。森さんの両親は一昨年、ワタミと創業者の渡辺美樹参院議員らが「管理責任を怠った」として提訴した。ワタミ側は12月8日、自殺は過労が原因だと責任を認めて謝罪し、両親に約1億3000万円を支払うことで和解が成立した。ワタミは「心からおわびし、労働環境の改善に取り組む」とした。


渡辺美樹氏は「ワタミ」を創業して大きくしたし、その根性と努力は評価できるが、働いている社員が全員、社長と同じ思考ではない。売上・利益あっての会社であるが、だからと言って社長である会社経営者は、社員全員に自らの歩み方を強いることは間違いだ。


社員に対して長時間労働を強いる会社の考え方は一つだけ、会社の利益追求に限る。このような会社は社員を駒や兵隊としか見ておらず、いわゆる「ボロ雑巾」として扱う。しかし、それだけでは社員はついて来ないから、そんな環境でも頑張っている先輩社員を手本にするようにと忠誠を誓わせる。退職しようとすると「逃げるのか?」という言い方もする。


雇用格差、賃金格差が当たり前の時代に、もはやそこまでして就労して稼ごうという人も減っているという世の中になった。それでも一部の会社では、黙々と「ブラック」な形態で社員のケツを叩いているのだ。そこで、社員を管理する立場の人間は、どんな言い方で社員を奮起させていたのか思い出してみた。


「寝食を忘れて考えて営業しろ!」 
これは24時間休まず働け、という言い方に近いが、少しボカしている。つまり契約を取るためには、食事や睡眠をとることを忘れるくらいにお客さんのことを考えろと言う意味。

「産みの苦しみを分かちあおう!」
会社の創業時は大変だから、夜遅くまで仕事をしなければならない。だからみんなで苦労を共有しようという意味。

「休日に出かけることは日頃、仕事をしていない!」
日頃、仕事を真剣にめいっぱいしていると、疲労感でクタクタになる。当然、翌日が休日であっても疲労が続き、出歩く気力が無くなる。つまり、出歩くことが出来るということは、日頃、仕事を真剣にしていない証拠、という意味。

「頑張っただけ評価されるぞ!」
仕事を長時間、頑張ると評価するという意味。近くで社長や役員が社員を観察したり、タイムカードで管理したりする。帰りは毎晩終電だ。仕事が無くても社員は終電まで帰らないという異様な日々が続く。

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