イラク外相「原爆投下はドラマや読み物の出来事ではなかった」

11月26日、イラクのイブラヒム・ジャファリ外相(68)が、中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館で被爆遺品などを見学したという。ジャファリ外相は「原爆投下はドラマや読み物のできごとではなく、真実なのだと実感できた。世界の多くの国民が広島を訪れるべきだ」と語ったという。

広島市によると、外務省の招きで来日したジャファリ外相は「平和について学びたい」と要望し、広島訪問が実現した。イラク外相の来広は2009年以来2回目となる。資料館見学後、同国やシリアを拠点とするイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)について、「ISという名の犯罪組織により、我が国では多くの命が失われている。我々は協力し、ISを根絶しなければならない。広島での経験を役立て、テロと戦う」と述べた。

また、ジャファリ外相は広島市の松井一実市長を表敬訪問し、幼少期からヒロシマの原爆被害を教えられてきたことや、イラクでは内戦で多くの人が亡くなったことを紹介し、「イラクでも日本でも、多数の被害者が生まれることは悲しい。将来二度と起こしてはならない」と訴えた。松井市長が自らが会長を務める国際NGO「平和首長会議」へのイラク都市の加盟を求めると、快諾した。
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