財政危機だったサンフレッチェ広島が優勝

サッカーJ1のサンフレッチェ広島が最近強いらしい。11月22日、リーグ最終戦で今シーズン最多の3万3000人あまりのサポーターが見守る中、湘南ベルマーレに5対0で勝って第2ステージの優勝と年間1位を決めた。この結果、年間優勝を争うチャンピオンシップにサンフレッチェは決勝から登場することになり、12月2日に浦和レッズとガンバ大阪の勝者とアウェーで、5日にはホームで戦うことになった。

森保一監督は、「区切りの試合で選手たちが躍動してくれた。今シーズンは成長しながら結果を出すという難しいことをチーム一丸となってできた」と話した。この試合のあと、広島市や福山市などあわせて18カ所で新聞の号外が配られたという。


サンフレッチェ広島といえば、2011年に当時の監督を解任させ、再起を図ったことを思い出す。

当時、地元新聞では、J1サンフレッチェ広島が2010年度(10年2月~11年1月)決算で計上した累積損失が20億円になったと報道した。J1、J2 38クラブ(当時)の中でも38億円の京都に次いで2番目に多かった。資本金21億円の広島にとって、危険水域にまで達した、としている。さらに以下の様に報じた。

現状では11年度も見通しは厳しく、赤字が見込まれる。そうなれば債務超過に陥る恐れがある。背景には、チームが結果を残して上がる選手やスタッフの人件費に、収入が追い付かない現状がある。

クラブは「上位で戦えるチーム力を備えるには、収入規模は30億円」と目標を設定した。戦力補強をしながら増収に向けて奔走してきた。ただ、近年には柱となる広告収入が11億円~13億円で頭打ちの状態。長引く景気低迷に加え、東日本大震災の影響もあり、今後も明るい兆しは見えない。

もう一つの柱となる観客動員も苦戦する。09年こそ公式戦1試合平均で約1万5千人を集め、入場料収入が前年度から8千万円増えた。しかし、昨季は平均で約千人減少し、収入は5億6千万円とJ1平均を1億円以上、下回った。

対象を絞った企画チケットなどで新規ファン層の開拓に知恵を絞っているが、観客増には結び付いていない。収入が増えなければ、支出を削るしかない。厳しい現実を前に、現場の人件費に踏み込むしかなかった。その結果がミハイロ・ペトロビッチ監督の退任だった。(中国)


当時のサンフレッチェ広島は財政危機再建中で、即戦力補強も難しい状況であり、主力選手も引き抜かれてしまうが、森保一氏を後任の監督に抜擢したことで、クラブのリーグ連覇を果たした。果たして、この快進撃はどこまで続くのだろうか。


サンフレッチェ広島 2011年

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