名刺に顔写真は必要か

いつの時代か分からないが、名刺に顔写真を載せる営業マンが増えている。理由としては、顧客に対して印象付けをさせるために行われていると思う。特に営業職やサービス業では、少しでも契約率を高くしたり、継続的な取引をさせたいという表れかも知れない。

名刺に顔写真は必要なんだろうか。この疑問については、仕事に自信のある人ならば答えは簡単だ。そんなものは何の意味もないと言うだろう。

ある仕事仲間と顔写真付きの名刺について話をした事がある。その人は経営者だが、皮肉を言っていた。それは「経営者のエゴだ」と。経営者は、少しでも売上を上げたいために試行錯誤して戦略を練るが、これがおかしな方向に流れることも否めない。経営者は、会社の業績を伸ばすために、なりふり構わず社員にいろいろな事を強いる。

確かに、名刺が数百枚から千枚になると、名刺交換をした相手の顏を忘れることもある。こんな時に名刺に顔写真があると思い出し易いだろう。しかし、相手を忘れないために、あるいは忘れさせないために、名刺に顔写真を載せれば安心なのかと言えば、これも何の関係もない。

むしろ、名刺交換のときに、相手に対してしっかりと印象付けを行う努力と、その後のフォローが必要であり、名刺を受取った方も相手の顏をしっかりと認識し、記憶できる能力が求められる。

名刺は必要最小限の営業ツールだが、顔写真付き名刺を周りがやっているから自社でも取り入れれば、契約率が上がるなどという短絡的な経営者の発想が、逆に会社を衰退させていないだろうか。
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