安保反対デモは、なぜ誹謗中傷されるのか

相変わらずチンドン屋集団のSEALDsを取り上げる中国新聞。ここにも新聞社内における報道規制と報道の自由が入り乱れ、表現の自由を駆使している。今回も「民の70年、民主主義の現在地」から、その報道の偏りと、その偏りに自分たちが気付いていないという恐ろしさが、今回の「デモ・集会をネット非難、異論への圧力、安保法反対に脅迫状も」というタイトルから見えてくる。

安保反対を唱える子連れママが「子供の未来のために」という。ならば、もはや日本一国だけで防衛できないということは明白であるから、米国との協力が不可欠であるという現状もある。だから「子供の未来のために」と言うなら安保法案に賛成という声もある。

それ以前に、保法案反対派について言えることは、まず反対ありきで、法案を理解しようとしないことに問題がある。テレビに出ている著名なジャーナリストたちが口を揃えて言うには、「60年、70年安保のときも反対派は、法案の中身を全く読んでいなかった。ただ反対するだけだった。しかし、後で法案をよく読んでみたら、非常に良い法案だった」と。つまり安保反対派というのは将来の事を考えることをしない無責任な人たちと映ってしまう。

後半に出てくるSEALDsについて言うと、なぜこの集団が批判されるのか。本当にいいことをしているなら、批判する人など、ほとんどいないはずだ。しかし世の中の事を知り、よく見ている人は、その集団の言動について厳しく批判する。これも言論と表現の自由だ。また、世論を味方に付けるには、本当に中身が大事で、たとえ学生集団であっても公の場に出た以上は、言動の一つ一つについても厳しい世論に晒されるのは当然だ。以下、中国から引用。



安全保障関連法案の国会審議が大詰めを迎えた今夏、反対運動で注目を集めたのは母親や若者の動きだった。「赤ん坊まで炎天下のデモに連れてくる馬鹿母」「デモは時間の無駄」。ネット上では非難や冷笑もあふれた。

【子供の未来のため】

3人の娘を連れ、広島市でのデモや集会に参加した広島県安芸郡の主婦八代佳代子さん(39)は「子どもの体調に細心の注意を払うのは当然」と反論する。加わる「安保関連法案に反対するママの会・広島」の集会やデモは出入り自由。9月の法成立直前は、街頭でアピールを繰り返した。

会の結成を呼び掛けた広島市西区のパート近松直子さん(26)は「母親として子の未来を守りたい一心だが、変わった人と思われているのかも」と打ち明ける。

会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックにデモの話を書き込むと、賛意を示す「いいね!」が趣味の話題より少なくなる。

反対運動への非難は、SNSを駆使する若手政治家に目立った。

衆院議員はツイッターで「『戦争に行きたくない』という極端な利己的な考え」とつぶやき、福岡県の市議はフェイスブックに「就職活動に影響がでる」と書いた。

広島大3年の田中昌平さん(20)=東広島市=は大学附近で7月にあったデモに参加し、安保関連法案の強行採決への疑問を訴えた。

「就活、大丈夫?」「あまり目立たない方がいいんじゃない」。そう声を掛けてくる大学の先輩もいる。

「就活に苦労する先輩が心配してくれるのと、政治家が脅すのとは性質が違う。主権者が声を上げると困る人たちが非難を繰り返しているのでは」と受け止めた。

【社会を動かす力】

ネット世論に関する著書があり、国会前デモを主導した学生グループ「SEALDs」のメンバーとも対談した評論家古谷経衛さん(32)は、「政治家に代表される社会的な強者は『自分大義がある』と信じて発信しているので、圧力になるという自覚ないはず。

社会に及ぼす影響を想像する力に欠けている」とみる。

学生デモへの反感はエスカレートし、SEALDsの中心メンバーに9月末、殺害を予告する脅迫状が届いた。古谷さんは「新しい社会運動を冷やかしたり中傷したりする言説がネットに拡散し、一部の人があおられているのでは」と指摘する。

島根大法文学部の関耕平准教授(37)は、教員有志に呼び掛け、安保関連法に反対する集会などを企画した。

ある学生は「国立大の教員が国に『おかしい』と言ってもいいんだ」と驚いたという。関准教授は東京でSEALDsのデモにも参加した。

「『異を唱えることは当然』という思いを共有する人が少人数でも励まし合えば、社会を動かす大きな力になる」と信じる。
(中国)


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