「日歯連」政界与党とのパイプを築いて診療報酬アップ

10月1日、日本歯科医師会(日歯)は高木幹正会長が政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されたのを受け、山科透副会長を会長代行とした。山科氏は広島県出身。広島県歯科医師会会長を経て、2015年6月から日歯副会長を務めている。

石井みどり氏も山科透氏も広島歯科仲間として、この問題をクリーンにすることが出来るのだろうか。そして日歯連がなぜ政界へ熱心に議員候補者を擁立させ、力を及ぼそうとしたのか。果たしてその方法が、常識から逸脱するものではなかったのか。以下、中国新聞から引用。


国政に組織内候補を送り込むため、多額の迂回献金をしたとして、政治資金規正法違反の疑いで前会長の高木幹正容疑者(70)ら3人が逮捕された「日本歯科医師連盟」(日歯連)は、過去にも政治への働き掛けが事件となっていた。背景には、業界の生命線となる診療報酬改定を有利に進めようという強い思惑がある。

日歯連は2004年、自民党旧橋本派への1億円献金隠しや、診療報酬改定をめぐる更生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」側への賄賂などが摘発された。

診療報酬は医療の公定価格で、医療機関の収入に直結する。原則2年に1度、予算編成で改定率が決められる際、医療関係者の後押しを受ける与党と、医療費を抑えたい財務省が激しい駆け引きを繰り広げる。

日歯連が政治との太いパイプにこだわるのは、影響力を発揮するためだ。

政権交代のあった2009年。日歯連はかねて自民党との関わりが深かったが、与党となった民主党に秋波を送るようになった。

当時、会長だった堤直文容疑者(73)ら執行部は、2010年7月の参院選では自民党から候補を擁立する方針を撤回。民主党の小沢一郎幹事長(当時)と面会するなどして、民主党の西村正美議員を擁立することを決めた。

2010年度の改定で歯科の診療報酬は32年ぶりに医科の伸び率を上回り、2.09%と大幅を実現した。「これまでの政策ではなし得なかったことが短期間で実現されました」。堤元会長はこう喜びを語り、不満をあらわにした日本医師会と明暗を分けた。

その後、再び政権交代が起きると、2013年7月の参院選では自民党の石井みどり議員を擁立した。石井議員はこの選挙で約29万票を獲得。全国に5万人以上の会員を抱える日歯連の集票力は、政党にとって大きい。また国会に送り込まれた与党議員は、いわば業界の足掛かりとみなされ、行政サイドからも一目置かれるという。

関連記事

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL