広島県内に進学したい大学がない

「広島県内には行きたい大学がない」というショッキングな記事が出ていた。「最低でも県外」と誰かが言っていたが、広島の雇用や人間関係、そして住環境を考えたとき、実に的を得た回答となった。しかしこれは地方都市が抱える問題の一つだが、よほど大胆な改革をしないと、進学を考えている高校生を県内の大学に足を留めさせることはできない。

広島県が県外進学を希望する広島の高校生の半数近くが、そう考えているとの調査結果をまとめ、若者の県外流出の一因が、高校生から見た地元大学の魅力不足にあるとしており、複数の大学による共通講座の解説など、教育内容の充実に向けた支援を急ぐという。

今回の回答にはなかったが、大都市圏の大学へ進学する理由として、全国から集まる人たちと知り合えるというメリットもある。いずれにしても、都会暮らしに憧れるという人は多いだろう。


調査方法は、若者を対象にした意識調査の高校部門で、県内公私立12校を抽出。2310人分のアンケート用紙を発送し、1~3年生1478人(64.0%)から回答を得たというもの。進学を望む1169人のうち、「県外」を希望した680人に、複数回答できる形式で理由を尋ねている。

その中で最も多かったのは「進学したい学校が県内にない」の310人(45.7%)と、半数近くに達した。

「希望する学部や学科が県内にない」も140人(20.6%)に上った。

進学希望の県外地域別は東京圏が197人(16.9%)で最多。次いで大阪圏が147人(12.6%)、広島以外の中国地方4県が122人(10.4%)だった。

2013年、14年の学校基本調査の平均値によると、大学に進学した県内高校生の45.6%が県外に出ており、進学を機に半数近くが県外に流出する現状がある。


広島県外の大学への進学を望む理由

進学したい学校が県内にない 45.7%
地元を離れて1人暮らしがしたい 33.5%
希望する学部や学科が県内にない 20.6%
住んでみたい地域がある 19.1%
都会で暮らしてみたい 16.3%
就職に有利だと考える 13.1%
学力に見合う学校が県内にない 9.3%
(複数回答)
(中国)
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