憲法でメシを食う憲法学者は安全保障を理解できない

報道特集で、安保関連法案について、過去にさまざまな人の話を聞いてきたと説明があり、その中で、広島出身の憲法学者である長谷部恭男氏の意見を紹介していた。長谷部氏は自民党推薦だったが、憲法審査会で、安全保障関連法案は違憲の立場をとった人だ。

憲法学者・長谷部早大教授の参考人招致は失敗だった

長谷部氏は、「選挙の時に多くの人が気付かなかった論点があり、議会に選ばれた多数派と有権者の間には意見の隔たりがある。街頭でデモや集会をすることはあり得る。そういった声を取り入れるのがあるべき民主主義だ」などと言っていたが、すると有権者が持ち合わせている一票とはいったい何なのか。選挙で一票を投じなくても「デモ」を起こせばそれは一票につながるということか。


また、「日本の平和度指数は世界で8番目。私はよくテストに例えるのですが、50点を60点にするのは簡単です。しかし90点を100点にするのは難しい。すでに90点を取っているのなら新しいことをせずに今まで通りの勉強の仕方でいいのです」などと言っていたが、隣国の脅威などへの対応についてはどうするのか。


しかし、机上の論理だけで正誤を語る憲法学者と言えども、そこは人間だ。憲法を守り、しっかり理解していれば平和で安心・安全な世の中が築けるという論理を、自らが否定してしまった例がある。それは過去に憲法学者自らの失態で危機に直面した例だ。


一つ目は、自ら司法試験の考査委員を務めていた明治大学法科大学院の憲法学者・青柳幸一教授(67)が、教え子の女性に司法試験の問題を漏洩し、国家公務員法違反の罪に問われた問題。二つ目は、痴漢冤罪で広島県警に捕まった名古屋の憲法学者・飯島滋明准教授(安保関連法案は違憲を表明)がいる。この人は痴漢冤罪に巻き込まれたという自伝本の中で、「日ごろ、憲法学で人権などについても教えており、自分でも分かっているつもりだったが、いざ当事者になってみると、何も出来なかった」などと書いていた。

【究極の人権侵害・痴漢えん罪事件2011年】広島県民と広島県警の罠にハマった名古屋の大学准教授

いずれのケースも、机上でしか物事を考えてこなかった事例となったが、憲法学者にとっての憲法学というのはメシの種であるから、安全保障や危機管理といった憲法学を超えた論理については思考がついて行けないのかも知れない。実際問題として、そうしないと憲法学者は学生に対して、上手く教えられないからだろう。
 
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