サンエーが株式97.6%売却で広島投資ファンド失敗

8月26日、広島県が創設した官民出資の投資ファンドの運営会社、ひろしまイノベーション推進機構(広島市中区)は、約10億円を投資したセンサー製造のサンエー(三次市)の全保有株式を、樹脂資材など製造のクリヤマ(大阪市淀川区)に売却すると発表した。投資先の株式売却は初めて。これによってサンエーはクリヤマの子会社となり、機構の手を離れるという。

サンエーは2015年8月期に3年連続の赤字を見込み、業績は伸び悩むが、機構の尾崎清社長は投資前と比べ、センサーの売上が6倍の約6億円になり、量産体制を整えたと説明。「速やかに事業会社と組み、販路を広げることが最良と判断した」と述べた。

8月31日に発行済み株式の97.6%に当たる7万3334株を、10億8500万円で売却する予定。機構の投資機関は2年3カ月。投資額は計約10億円で、売却により「若干の損失が出る」(尾崎社長)という。詳細な損失額は明らかにしていない。派遣した社外取締役など4人も引き上げるという。

13年5月以降、機構の投資によりサンエーは排ガス浄化装置向けセンサーの生産ラインを増設した。クリヤマは、排ガス浄化装置の販売強化を狙う。サンエーの山岸喜代志社長は「さらに事業を拡大し、県経済に貢献する」と述べ、クリヤマの能勢広宣営業本部長は「子会社化は雇用には影響しない」と説明した。(中国)


下記の業績表によると、機構による投資を開始したはずなのに、売上高は大幅に減少し、赤字額も億単位で発生。株式もほとんどすべて売却となると、実質的には身売りではないか。機構では若干の赤字が出たと言うが、いったいいくら損失が出たのかを公表すべきだろう。




サンエーの最近3年間の経営成績及び財政状態
※業績数値は、会計監査を受けていない。

https://tyn-imarket.com/pdf/2015/8/26/140120150826484975.pdf#search='%E4%B8%89%E6%AC%A1%E5%B8%82+%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%83%BC+%E5%A3%B2%E4%B8%8A'

決算期

平成248月期

平成258月期

平成268月期

売上高

7,436百万円

1,863百万円

223百万円

営業利益

6百万円

455百万円

659百万円

経常利益

3百万円

430百万円

543百万円

当期純利益

7百万円

665百万円

515百万円

総資産

3,816百万円

1,561百万円

1,569百万円

純資産

1,614百万円

968百万円

965百万円

1株当たり純資産

40,350

24,213

13,019

 

 

機構による投資開始

 





http://hiroshima999.blog134.fc2.com/blog-entry-907.html
関連記事

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL