広島に避難してきた福島原発事故被災者の損害賠償裁判

福島第一原子力発電所の事故で、広島に避難してきた被災者が損害賠償を求めている裁判の第一回口頭弁論が開かれ、被告の国と東京電力は原子力損害賠償法に基づく賠償が進んでいるとして請求の棄却を求めた。損害賠償を求めているのは福島などから広島に避難してきた11世帯28人の被災者。

訴えによると、28人は原発事故により、健康不安を抱えながら避難生活を送ることになり精神的な苦痛を受けたとして避難指示か自主避難かにかかわらず1人当たり1100万円の損害賠償を求めている。7月29日の裁判で福島県から自主避難してきた原告の女性は「個別相談会では避難区域の避難者には丁寧に対応するものの自主避難者は門前払いも同然だった。東京電力には全ての原発被害者に対して謝罪して適切な補償をしてほしい」と涙ながらに訴えた。これに対し、東京電力は「原子力損害賠償法に基づく賠償が進んでおり、民法上の損害賠償を払う必要はない」などとして全面的に争う姿勢を示した。(TSS)
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