安保法案衆院可決でアサヒロシマが発狂

7月16日、集団的自衛権の行使を可能にする安保法案が衆院本会議で可決され、衆院を通過した。安倍首相は本会議後、「国民の命を守り、戦争を未然に防ぐために絶対に必要な法案」と述べた。広島の地元紙は「広島市民は戦争する国懸念」と大きく扱った。翌7月17日のテレビ朝日のモーニングバードでは、自民党・佐藤議員の安保法案の解説に対して、コメンテーター連中が発狂していた。

安保法案については世論調査で国民の多数が「反対・わからない」という現状の中で採決となった。米国も日本も、「もはや一国だけで自国の安全を守ることが出来ない時代」と、隣国の脅威については野党も国民も理解しつつも、安保法案反対派は「徴兵制の到来!」とか、「憲法9条違反!」を盾にして発狂の様子だ。

なぜ分かりにくいのかは、安倍総理の答弁が、日本から遠方に位置するホルムズ海峡のシーレーンの機雷除去を例にとっており、尖閣諸島や南沙諸島における隣国との衝突を事例に出さないから、国民にも危機感が湧いてこないし、分かりづらいからだ。

安倍首相も答弁の中で、隣国を名指しで例に挙げることは、改善関係に向かっていることもあり、直接的に指摘することは適切ではないと言っていた。ということは、今、法案を成立させることは無謀だという解釈になるが、いずれ必要になる法案ならば、いつ出しても同じであり、早い方が良いということにもなる。

余談だが、7月16日の報道ステーションで麻生議員がまた麻生節を発揮していた。「世の中のほとんどが安保法案反対なら、こんな法案けしからん!という電話が事務所にかなりあってもいいはずだが、そんな電話来た人いるか?」と自民党の会合と思われる場面でほかの議員に聞いていた。確かに半数ぐらいの議員が手を挙げ、中には120件の電話があったと言った女性議員がいたが、麻生氏は「俺んとこは、クレームの電話に備えて2人事務員を準備したが、クレームの電話は2本しかなかった」などと言っていた。麻生氏は、マスコミによる世論調査に懐疑的のようだ。

また、自衛隊員はどう思っているのだろうか。

陸上・海上自衛隊の基地のある呉市、岩国市、海田町の隊員は任務への決意と不安が交錯したという。海上自衛隊呉基地の艦艇勤務の30代男性隊員は「任務がどう変わるかよく分からない。危険度が増すとしても、我々は決められた仕事をするだけ」と話した。陸上自衛隊海田駐屯地勤務のベテラン男性隊員は「法整備されれば現場で対応する内容も幕僚幹部から指示が来る。急にリスクが高まったり仕事が変わったりはしないだろう」と話した。海田駐屯地の男性隊員は「外国の部隊と交流しながらの任務は意義深い」と話す。海自呉基地の30代男性隊員は「新法で隊員が危なくなるというイメージが先行しがち。妻が不安を感じているようだ」と話した。海自岩国基地の隊員の夫を持つ岩国市の40代の妻は「世界で争いが起きている時に日本が協力しないのはどうかと思う。不安はあるが腹をくくる」と話した。(中国)

このように実務を携わる自衛隊員は意外と冷静なようだ。参院では、もっと具体的で危機感を感じられるような説明がないと、国民の理解は深まらないと思われる。
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