今回のアメリカ・オバマ政権での臨界前核実験で広島市民はどこへ行く

広島市はオバマ大統領を支持して、核兵器廃絶をめざすというオバマジョリティー・キャンペーンを今も継続中だという。核なき世界を訴えながら核戦力を維持する大統領と、被爆地広島の関係が問われている。「あえて言います。オバマよ、お前もか」「道をちょっと外れましたと言ってね。ノーベル平和賞を返したらどうかと言いたい」(日本被団協 坪井直代表委員)

核廃絶 坪井
         気合い一発!の坪井代表


平和公園の原爆慰霊の前では、アメリカ・オバマ政権の臨界前核実験に対する抗議の座り込みが、14日も行われた。
広島すわり込み
      ピクニックではありません。

 
2020年までの核兵器廃絶をめざすというこのキャンペーンを広島市は、これまで通り続けた。公式のPRソングやロゴマークなどを次々に発表してきたオバマジョリティー・キャンペーン。
秋葉市長
  オバマジョリティーじゃけんのお!


オバマジョリティー音頭
広島市の「オバマジョリティー音頭」? もうヤケクソ!


「裏切られたという感じじゃないかと思います。私もオバマ政権に期待してましたけど、期待どころか、着々と進められてきたと」(日本被団協 谷口稜曄 代表委員)

核廃絶の理想を掲げつつ、現実には核戦力を維持する姿勢を鮮明にしたオバマ大統領に対し、オバマジョリティー・キャンペーンを続けるべきかどうか。
【広島市民の声】「今となれば反対じゃないですか」「実験を容認するような形になりますよね」「興味がないんでどうでもいい」「知らなかったです」「核実験やったじゃないですか。なんか言うこととやってることがまったく違うなということは感じてます」「それはとってもいいことです。ただ、現実は時間がかかると思いますね。核兵器廃絶まで1000年ぐらいかかるかも分かんないですね」「わし、親父も原爆で死んどるんじゃけどね。あんまり感心はせんよね。あんまり言うことと、なんか違う感じがするけえ、あんまり手を挙げて賛成ゆうわけにはいかんよね」


キャンペーンを当初から批判してきた広島平和研究所の浅井所長は、「核なき世界を提唱したプラハ演説でも、大統領は核戦力の維持を明言していた」と指摘し、オバマ大統領への過剰な期待を戒めた。「裏切られたとかですね、驚いたとか、失望したとか、そういう自分自身に本当に今までのそういうこの1年余の対オバマ期待っていうのは本当に根拠があったものなのかということをですね、もう一度考え直す必要があるんじゃないかと。核兵器廃絶の先頭に立つべき広島が、引き続きオバマジョリティーという言葉を使うということ自体に対してですね、私は本当に心からの懸念を覚えざるをえない」(広島市立大学広島平和研究所 浅井基文所長)

浅井所長
      冷静な浅井所長 

一方、日本政府は、臨界前核実験についてアメリカに抗議しない方針。「未臨界核実験は包括的核実験禁止条約CTBCにおいて禁止されている核爆発は、伴わない実験であると」(仙石由人 官房長官)

秋葉市長はオバマジョリティー・キャンペーンと並行して、アメリカの核の傘からの離脱を日本政府に要求している。(RCC)
 

【プラハ演説とは2009年4月5日、チェコ共和国の首都プラハのフラチャニ広場でアメリカ合衆国大統領バラク・オバマが核廃絶へ具体的な目標示した演説】

米国は、核兵器国として、そして核兵器を使ったことがある唯一の核兵器国として行動する道義的責任がある。米国だけではうまくいかないが、米国は指導的役割を果たすことができる。今日、私は核兵器のない世界の平和と安全保障を追求するという米国の約束を、明確に、かつ確信をもって表明する。この目標は、すぐに到達できるものではない。おそらく私が生きている間にはできないだろう。忍耐とねばり強さが必要だ。しかし我々は今、世界は変わることができないと我々に語りかける声を無視しなければならない。

まず、米国は、核兵器のない世界を目指して具体的な方策を取る。冷戦思考に終止符を打つため、米国の安全保障戦略の中での核兵器の役割を減らすとともに、他の国にも同じ行動を取るよう要請する。ただし核兵器が存在する限り、敵を抑止するための、安全で、厳重に管理され、効果的な核戦力を維持する。そしてチェコを含む同盟国に対し、その戦力による防衛を保証する。一方で、米国の核戦力を削減する努力を始める・・・ (朝日新聞)


これじゃあ核廃絶は不可能だ。アメリカ以外の諸外国が核を廃絶したとき、初めてアメリカは核を廃絶する。(疑わしいが・・)それにロシアもそうだが、まず中国という国が納得する訳がない。結局核廃絶などは永久に先送りとなろう。結論は核とうまく共存していくしかない。

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