核兵器廃絶は世界の平和が前提

4月14日、ロシアのアファナシエフ駐日大使が広島市を訪れ、広島平和記念資料館を視察した。クリミア半島併合の際に核兵器使用の準備を検討したというプーチン大統領の発言への批判を念頭に、「プーチン大統領は核兵器を使うと脅迫をしたことはない」と述べた。

広島市の松井一実市長は今月3日、発言に対して「強い憤りを覚える」とプーチン大統領と大使に抗議文を送った。これに対し、大使から9日にファクスで返書が届いた。返書では「我が国の様々な取り組みは核兵器のない世界を目的としている」と主張。日本は米国の核の傘に依存していると批判し、「被爆者の平和への思いと矛盾している」と指摘していた。さらに、「70年前、どの国が広島と長崎に原爆を投下したのか言及がない。この国こそ『抗議』の対象ではないか」と述べていた。

また、大使はこの日、原爆死没者慰霊碑に献花し、資料館を見学した後、「ロシアは原爆を落としたこともない。歴史を学ばなければいけない」と述べる一方、「核廃絶は世界の平和が前提だ。広島の経験をできるだけ広く世界に伝えた方がいい」と述べた。(朝日)
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