広島原爆と福島原発事故の被爆(被曝)放射線量と健康への影響

2011年3月の福島第一原発事故が起きた後、放出された放射線量が気になっていた時期があった。放出された放射線量は広島原爆による放射線量と、どのくらい違うものなのか。下の表は、当時、いくつかのサイトやニュースからまとめていたもので、「放射線による健康への影響」という内容で、2011年6月時点のものである。その後、変更になったものがあるかも知れないが、参考程度ということで理解してほしい。単位は、とりあえず比較し易いように「シーベルト」で統一してある。

 

       
(ミリシーベルト) 放射線被曝(被爆)と健康への影響
 
 1,750,000※チェルノブイリ原発事故(推計)
 103,000~41,000広島原爆爆心
 100,000がん放射線治療(局部)
 28,000~31,500広島原爆爆心から500m  即死、または1ヵ月以内に大半が死亡
 10,000~20,000全員が数週間以内に死亡 (99年、茨城県東海村「JCO東海事業所」で起きた臨界事故で、作業員2人死亡)
 7,000全身被曝で100%の人が死亡 (腸管傷害により1ヵ月以内に大半が死亡)
 5,0001ヵ月以内の死亡率50%
 3,500男性の精子が作られなくなる
 3,000女性が不妊になる可能性がある
 2,00010日から3週間で免疫力の低下や皮膚からの点状出血、腸管の損傷による下痢などの急性症状が出る    福島第一原発で作業中に被曝し、3月25日から入院していた作業員2人が、足のくるぶしより下に被曝(2,000~6,000ミリシーベルト)
 1,0003月27日、2号機のタービン建屋地下1階で計測  全身被曝で急性放射線障害、めまい、悪心(吐き気)、嘔吐など
 500血中のリンパ球が減少  「国際放射線防護委員会」が示す国際基準の緊急作業時の例外的な被曝量
 400広島原爆爆心から1km  10日目位から髪の毛が抜けはじめ、歯ぐきから血が出る。その後、皮膚の下に血がたまってむらさき色の斑点)となって、歯ぐきからの血が止まらなくなり、1カ月には死亡  ( 3月15日、福島第1原発3号機建屋付近3号機付近で計測 )
 250白血球やリンパ球の一時的な減少が起きる  3月15日、福島第1原発関連作業に当たる緊急作業に限り100ミリシーベルトから引き上げ(年間)
 150一時的に男性の精子の数が減少 (1回の全身のCTスキャン)
 1003月15日、4号機周辺で観測   がんになる人が増加(1年間)   白血球の一時的な減少など緊急症状あり  1回の緊急作業(放射線業務従事者) 
 503月18日、タービン建屋で観測   原子力施設で働く人たちへの規準(1年間)     安全委が定める避難対象レベル。 チェルノブイリ原発事故で強制移住になった地域の放射線レベル
 303月15日、2号機と3号機の間で観測
 103月15日、3号機から西に約1㎞にある正門付近で11.93ミリシーベルトを観測  ブラジル・ガラパリでの1年間の自然放射線量
 7~20X線による胸部CTスキャン(1回)
 5広島原爆爆心から2.5㎞以内
 1.0~2.4日常生活で自然環境から人が受ける放射線(1年間)
 1国際防護放射線委員会が定める一般住民が1年間に浴びてよい人工の放射線量
 0.01~1スリーマイル島原発事故周辺住民の被曝量
 0.83月13日、第一原子力発電所の正門付近で毎時882マイクロ・シーベルトを観測
 0.6胃のX線検診(1回)
 0.2東京・ニューヨーク間を航空機で往復
 0.05胸部X線検診(1回)  原子力発電所の事業所境界での1年間の線量
 

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