帝釈峡遊覧船転覆事故(1934年)を扱った紙芝居が披露される

1934年3月末に、児童ら14人が犠牲になった帝釈峡(神石高原町、庄原市)の神龍湖での遊覧船転覆事故を扱った紙芝居の読み聞かせが3月2日、庄原市東城町の市立粟田小で開かれたという。この転覆事故は、前身の粟田尋常高等小の児童が卒業遠足で事故に遭ったというもの。

【広島・昭和の事件史~脱線・転覆・落下死亡事故関連】

事故に関するスライドなどを基に、紙芝居を制作した福山市駅家町の水田安夫さん(68)が披露。引率教諭は児童を自分の体にしがみつかせて泳いだが、岸から数メートルの所で力尽きたことなど、水田さんの語りに、児童や地域住民ら約50人が聞き入った。

卒業生で、兄が事故に遭遇したが助かったという酒井あいえさん(88)は「遺体が学校に戻った時のことや、兄が亡くなったと思い、母が取り乱したのを思い出した。悲しい出来事だった」と涙ぐんだ。

祖父に事故の話を聞いたことがある3年藤本晃太君(8)は「もう一度聞いてみたい」と話した。水田さんは「同じ学校の出来事として、いつまでも忘れないでいてほしい」と願っていた。

粟田小では毎年3月に、児童が校庭にある慰霊碑の清掃を続けているという。(読売)


帝釈峡転覆事故・紙芝居
関連記事

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL