田母神俊雄氏「政治資金買収リスト」は自衛官と政治家の悪しき慣習か

警視庁が内偵に動いていると言われる今回の田母神氏の政治資金使途騒動。週刊文春によると、それでも「お金がいっぱいあれば田母神新党を作りたい」と、今後の展望まで語ったという。こんな状況だと、今年の8月6日に広島入りするのは無理か、それとも意地でも講演を強行するのだろうか。

公職選挙法では、候補者本人が買収を指示していた場合は公民権が10年間停止となり、指示をしていない場合でも、選挙の総括主催者や出納責任者が買収を行っていれば、連座制が適用されて候補者の当選は無効。当選していなくても、その選挙区では5年間、立候補禁止となる。

田母神氏は、記者会見で「都知事選が終わった段階で、6千万円が残っておりましたが、衆院選が始まるころには1千万になっておりました。衆院選が終わり、経費の支払いが滞っていたので会計責任者を追及したところ、『約3千万円から4千万円を生活費と遊興費に使った』と自白した。弁済できなければ刑事告訴せざるを得ません」と言った。

ところが週刊文春によると、会計責任者にすべてをなすり付けた会見内容を覆す驚愕の事実が隠されていたという。別の事務所スタッフが語ったとされているのは、「実は、政治資金の中から都知事選を手伝った人への総額2千万円の買収資金が拠出されているのです。『田母神としおの会』事務局長の島本順光氏(航空自衛隊出身で元参院議員の田村秀昭氏の秘書を務めていた)が主導して作成されたこの『買収リスト』には各々の立場に見合った金額が記されています。リストの中には島本氏に200万円、会計責任者に50万円との記載もあります」とある。

また、「政治資金を私的に流用していたのは、会計責任者だけではありません。島本氏は周囲に『最近、ベンツを購入したんだ』と自慢していましたが、出所は何なのか。内部資料には『閣下1400万円』という記載もあります」とも書いてある。

この一連の動きをみると、自衛官内部や政治家に根付く、いわゆる賄賂なるものが、日常的に取り交わされているように映る。目の前に多額の金があると、すぐに山分けしたり自由に飲み食いしたり等とやりたい放題になるのは、長年にわたり我が身に染み付いた悪しき慣習が、露呈した結果なんだろう。
関連記事

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL