ヒロシマ爆心地4日目に野菜の新芽・放射能永久説覆える・被爆70年記念シリーズ第2弾

1945年(昭和20年)、広島市に原爆が投下され、のちに70年(65年とも75年とも)草木は生えないと言われていたが、1945年9月15日の報道によると、原子爆弾災害調査研究特別委員会は、調査を行った仁科博士、寺尾技師などから調査報告を受け、放射能が長時間にわたって作用するという説をいづれも覆している。

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仁科博士の報告によると、原子爆弾の炸裂後、爆発により生じた放射能が長期に亘り、人畜その他の生物に害を与えるかのような報告、意見の発表があったが、現実は全くこれと反対で、現地における放射能強度の測定結果は爆発後、1週間から10日後は、全く無害とみられる程度にすぎないことを示した。

爆心付近でさえ、原爆によって発生した放射能の濃度は人体に有害な濃度の数十分の一か数百分の一にすぎない。爆発直後の一両日間は、相当に強い放射能が存在したことは事実と思われるが、これも短期間に減衰したと考えられるから爆発による直後の被害を除いては、生物におよぼす害はほとんどないものと推定される。

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寺尾試験場長の報告によると、放射線の進略に遮蔽物がない地域では、農作物の被害は爆心から約10キロ以上には出ていない、そのうち爆心から1キロ以内では農作物は枯死し、一部再生はするが生育は不良であり、さらに1キロから2キロ辺りでもかなりの影響が見られ、例えば柑橘などの新生芽では、奇形が多くみられる。ところが2キロ以上になると被害はさほどではなく、比較的よく回復している。爆心部でも爆発後4日目にまいたソバ、その後の白菜、大根などの成育は正常で、今後大きな影響はないとみられる。

ヒロシマ原爆後
1946年7月 広島市大手町付近
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