安芸太田町の主任が業者とつるんで嘘の報告

安芸太田町発注の県道の維持管理事業をめぐり、町の担当課の主任が契約通り業者が事業を行ったように見せかけた嘘の報告書を作成し、現金600万円あまりをだまし取った疑いが強まり、警察は主任と受注した建設会社の元社長を詐欺の疑いで逮捕した。逮捕されたのは安芸太田町地域づくり課の主任、佐々木芳彦容疑者(38)と、安芸太田町下筒賀の「栗栖建設工業」の元社長、廣津芳和容疑者(67)。警察によると、2人は一昨年、町が発注した県道の補修や除草作業などの維持管理事業をめぐり「栗栖建設工業」が事業を契約通り行ったように見せかけた嘘の報告書を作成し、現金600万円あまりをだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれている。

警察によると、佐々木主任は当時道路の維持管理を担当する建設課の主任で、去年3月の年度末に、この会社が当初の契約の3割程度しか事業を行っていないことを知りながら、受注した際に契約した金額を報告書にそのまま記載していたという。警察は2人の認否を明らかにしていない。

小坂町長は、記者会見の中で、「事件は職員が業者と共謀し、出来高以上の工事代金を請求して公金をだましとったもので、事実であれば町全体として重大な問題と認識している。町民の信頼を大きく損ない申し訳ない」と陳謝した。また、事件当時、逮捕された佐々木容疑者の上司だった島川誠司建設課長は「およそ600万円の事業のうち、工事着工の前後の写真や業者への指示書などの書類がおよそ160万円分しか提出されていなかったのにチェックを怠ったため、気づくことができなかった。逮捕された主任は建設課での経験が長い有能な職員で、チェックの目が甘くなったのだと思う」と述べた。(NHK広島)

安芸太田町・事件1
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