中国の地方新聞の紙面に広島と長崎に「きのこ雲」の絵

中国の地方新聞(中国新聞ではない)が、7月3日付けの紙面に「日本は再び戦争をしたがっている」というタイトルとともに、日本地図の広島と長崎の場所に、「きのこ雲」を描き、原爆投下を連想させる全面広告を掲載した。これについて広島の被爆者からは「許すことができない」などとして、憤りの声が聞かれた。

この全面広告は、中国内陸部・重慶市の共産党の青年組織「共産主義青年団」系の週刊新聞「重慶青年報」が、7月3日付けの最新号に掲載したものだという。 広告は「日本は再び戦争をしたがっている」というタイトルで日本地図の広島と長崎の場所に「きのこ雲」を描き、原爆投下を連想させている。

これについて、広島県被団協=広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長は、「核のない世界を目指す、被爆者の努力に水を差す広告で思慮が浅い。なぜ、いまさらこのようなものを出すのか理解できず、許すことができない」と話した。また、もう一つの県被団協の佐久間邦彦副理事長は、「挑発的な広告だ。なぜこのような広告を載せたか意図は分からないが、私たちは原爆が投下されるようなことが2度とあってはいけないという思いで活動をしており、被爆者の立場を分かっていない」と話した。

さらに、岸田外務大臣は、閣議のあとの記者会見で、「原爆のきのこ雲を描いていることは、誠に不見識だ。唯一の戦争被爆国の外務大臣として、また、被爆地・広島出身の政治家として、容認できない」と述べたうえで、現地の総領事館を通じ、事実関係を確認したうえで厳重に抗議する考えを示した。(NHK広島)

広島・長崎・原爆イラスト
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