【広島県】増え続ける校内暴力と教師の指導力資質

広島県教委は8月12日、公立学校の児童、生徒が昨年度に起こした問題行動の調査結果(速報)を公表した。暴力行為は1402件に上り、前年度に比べ142件(11・3%)増え、3年連続の増加となった。特に小学校での発生件数が1・6倍となり、暴力行為の低年齢化が目立つ。

内訳は、小学校が61・6%増の244件、中学校は6・0%増の947件。これに対し、高校は211件と2・3%減少した。小学校では、児童同士の暴力が151件と最多。器物破損49件、教員への暴力36件、学校外の人への暴力8件と続く。病院での治療が必要となるけがを負わせたケースが64件もあった。

県教委指導3課は「特定の学校で、特定の子どもが暴力行為を繰り返すケースが見られた。担任の教諭だけに指導を任せるのではなく、学校内の教員で情報を共有し、組織的な対応が必要だ」としている。

一方、いじめの認知件数は446件(22・8%減)。3年連続減少し、現在の集計方法を採用した2006年度以降で最少となった。国・公・私立の小中学校の不登校児童・生徒数も3・7%減の2998人。最も多かった02年度(3803人)以降で最少を更新した。

 校内暴力件数
                     

                                             (中国新聞)

また、広島市立小中高校の2008年度の児童、生徒による暴力行為は計468件に上り、07年度比58・6%増だった。児童、生徒間の暴力が244件(83件増)で最も多く、次いで器物損壊111件(65件増)▽対教師暴力94件(23件増)▽そのほかの人への暴力19件(2件増)。

学年別では中学2年の168件が最多で、中学生が全体の約8割を占めた。器物損壊では、教室やトイレのドアを壊したり、窓を割ったりするケースが目立った。

市教委は昨年3月、国の指針に沿って「カーテンを破る」「掃除道具を壊す」を器物損壊事例に追加。同5月に開いた各校担当者の研修で報告の徹底を促しており、生徒指導課は「暴力行為件数の増加は報告を徹底させた影響もある」とみる。

一方で、同じ子どもが暴力行為を繰り返すケースも増えており、同課は「各学校に配置しているスクールカウンセラーを中心に、指導強化を図りたい」としている。
 また市教委は23日、昨年度の不登校児童生徒数は1221人(47人増)、いじめ認知件数は227件(46件減)との速報値も公表した。



校内暴力2

                                        (2009.7.24中国新聞)


古い記事であるが、文部科学省の2004年度の調査によると、子どもと人間関係を築けず授業が成り立たないなど、「指導力不足」と認定された公立の小中高校教員の総数は、568人となり、2003年度より85人増えたという。

文科省は「04年度以前に指導力不足とされ、研修を続けている教員が相当数いる上、教育委員会の認定が厳しくなったのが増えた原因としている。先生の話を聞く意識が薄れるなどの子どもの変化に、指導方法が追いつかない教員もいる」としている。

指導力不足の認定があったのは、人事権を持つ都道府県と政令指定都市の計60教委のうち長野県とさいたま市を除く58教委。指導力不足から、190人が教員を辞めたり、職員に転任。このうち、最終的な認定前に退職した教員が78人。認定後に依願退職した教員が99人、分限免職11人、懲戒免職1人、転任1人だった。

教委別で認定者が最も多かったのは、横浜市の27人、次いで千葉県と三重県25人、熊本県23人、広島県20人の順。

研修担当者側の見解は、「授業の腕を上げるのは比較的容易。それより、子どもとのコミュニケーション能力が欠けている教員が多く、対処が難しい」としているが、指導力不足とされた教員側は、「判定方法が不透明だ」、「不適切な言動が多く、学校運営に影響を与えた」、「虚偽の事実を並べられ、自分の意見は聞いてもらえなかった」等。


昔から悪さをするヤツはそれなりにいる。家庭内での教育も大事だが、教師は託されたからには卒業式の日には、しっかりとした人間として送り出せるようにすべきだろう。教師に言いたいのは、生徒たちを公平な目で見ているのだろうか?公平に対話しているのだろうか?見かけだけで、変な差別をしていないだろうか?ちょっとした差別的な言動でも、人間はよく覚えているものだし、それが本人の心に傷を付けた場合、反発するのだ。
そういえば、広島県内のある高校女教師は、生徒どころか父兄等に対しても陰湿であり、コミュニケーション能力をまったく持ち合わせておらず、いったい何様か?と思うほどであった。


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