高須小の教諭転任処分取り消し控訴棄却

民間登用された尾道市立高須小の元校長が2003年3月に自殺したことを受け、転任処分となったのは不当として、男性教諭(57)が広島県に、県教委の転任処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が1月22日、広島高裁であった。

筏津順子裁判長は、男性の請求を退けた一審広島地裁判決を支持し、控訴を棄却した。

県教委は男性について、03年4月に高須小から尾道市の別の小学校へ、04年4月に府中市の小学校へ、10年4月に同市の別の小学校への転任を命じた。

男性は04年の転任と、10年の転任について、それぞれ控訴。04年の転任処分を取り消す判決が最高裁で昨年7月に確定した。

一方、10年の転任についての請求は昨年4月に地裁で退けられたため、控訴していた。

この日の判決で、筏津裁判長は、04年の転任をめぐる最高裁判決を踏まえ、「04年の転任は無効であり、10年に尾道市の学校から府中市の別の学校に直接転任したことになる」と認定。

県教委が「同じ学校への勤務が6年以上10年未満の者は積極的に転任させる」と定めているとして「裁量権の逸脱はなく、処分は適法」とした。

判決を受け、男性の代理人は「上告手続きを検討する」、県教委教職員課は「主張が正当に判断された」とコメントした。(中国)
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