核廃絶問題と広島市秋葉市長の対応

核廃絶を唱えることは、日本では一般的に良い事と認識されており、平和主義者として賛同を得やすい。
被爆者とその遺族たちの被害者としての心情については、日本国民が誰しも持っていることも事実。
しかし、現実的に核のない世界(世の中)は、可能なのか。核が無くなるまで、訴え続けるというが・・・

最近の動きでは、オバマ政権は4月、攻撃用に配備する核弾頭を1550以下に減らす新戦略兵器削減条約(新START)でロシアと合意したが、保管中の核弾頭は削減対象になっていない。

ヒラリー・クリントン米国務長官は5月3日、国連本部で開幕した核不拡散条約(NPT)再検討会議で、米国が保有する核弾頭数についての機密指定を解除、公表する方針を表明した。これを受けて国防総省は同日、前会計年度が終わる昨年9月末時点で、攻撃に使用できる5113発の核を保有していると発表したが、今回の数には、すでに退役し廃棄処分を待つ状態の弾頭は含まれていないという。


◆米国の保有核の推移と2010年世界の核戦力の状況


核1


核2


核拡散という状況のなかで、核保有大国である米国とロシアが率先して核を減らすことは良いのだが、問題は中国である。中国には現在240発の核があるとされているが、中国という国は核を廃棄するだろうか?

5月15日に開かれた日中外相会談で、岡田克也外相は「核保有5カ国の中で、中国だけが核兵器を増やしている」と指摘し、中国側に核兵器を削減するか、少なくとも現在の保有水準を維持するよう求めた。中国の楊潔チー(ヤン・チエチー、チー)外相は「国家安全保障上、必要最低限のレベルの保有にとどまる」と主張した。

仮に、中国が核保有数を200発にした場合、米国の心情としては1000発位は確保したいのではないか。
各国の核保有数を、いったいどのラインで均衡をとるのか。

万が一、遠い将来のある日、米国が「○年○月○日をもって核をすべて破棄するから、すべての核保有国もその日にあわせて核をすべて破棄せよ」という協議・交渉が成り立つのか。


日本政府の見解は、核抑止力を持っている米国と同盟を結んでいる現実を踏まえるとしている。


広島市はどうか。

◆秋葉広島市長は、核廃絶と平和の理想論ばかり。

◆核兵器廃絶だけを言っていれば国際的に広島として通じるという状況ではない。核兵器廃絶を本気で世界に対して言うのであれば、核の傘に頼る日米安保体制に対しても異議を申し立てなければならない。広島は核は語るけれども日米安保のことは口を閉ざす。(広島私立大学広島平和研究所 浅井基文所長)

 

反核



反核


核を廃絶するということは、0にすることである。遠い将来のある日、各国が核保有数を0と発表したとしても、その数字の信ぴょう性と裏付けはあるのだろうか。核保有国にとって核爆弾は、手放したくないシロモノ。多額の費用をかけて作った最先端科学の結集であり、最後の砦だから。


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・日本の原爆開発と広島原爆投下を振り返る。

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