廿日市市団体職員殺害事件で元新聞配達員に懲役18年の判決

15年9月、知人の女性の首を絞めて殺害したなどとして殺人と死体遺棄の罪に問われている広島市の元新聞配達員の男に対し広島地方裁判所は「被害者に殺害を依頼されたなどと不合理な弁解をし、罪に向き合って真摯に反省しているとは言えない」などとして懲役18年の判決を言い渡した。

広島市南区の元新聞配達員北野吉和被告(53)は15年9月、知人で廿日市市の団体職員、青森利香さん(46)の首をひもで絞めて殺害し、遺体を自宅の浴室に遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われた。

裁判で、検察は懲役20年を求刑したのに対し、北野被告側は、「被害者に頼まれて殺害した」などと主張し、嘱託殺人罪にあたるとして懲役3年を求めていた。

10月27日の判決で広島地方裁判所の丹羽芳徳裁判長は「被害者は今後も普通に生き続けることを前提とした行動をとっていて、被告に殺害を依頼した事実はなかったと認められる」と指摘した。その上で「自分の罪に向き合って真摯に反省しているとは言えない」として懲役18年を言い渡した。判決について弁護士は「被告と話し合い、控訴するか検討したい」としている。(NHK広島)
 


南区青崎死体遺棄

広島から東京・目黒に上京した24歳女性がバラバラにされて川に捨てられる

東京・目黒区で9月から24歳の会社員の女性が行方不明になっていることが分かり、警視庁は女性の遺体を遺棄したとして、女性の元交際相手で50歳の男を逮捕した。逮捕されたのは、住所不定・無職の佐賀慶太郎容疑者(50)。佐賀容疑者は、9月17日から20日ごろにかけて、目黒区に住む会社員の中元志織さん(24)の遺体を埼玉県戸田市の荒川などに捨てた疑いが持たれている。

佐賀容疑者は中元さんの元交際相手で、「遺体をバラバラにして川や中元さんの自宅の排水口などに捨てた」「ケンカになって刃物で刺した」と話しているという。

警視庁によると、中元さんの自宅マンションの室内からは中元さんの血液反応があったという。中元さんは今年7月、佐賀容疑者からのストーカー被害について警視庁に相談していたという。警視庁は、2人の間に金銭をめぐるトラブルがあったとみて、詳しいいさきつを調べている。


報道ステーションによると、中元さんは広島市中区のボクシングジムに通っていたが、その後、東京へ移り住む。佐賀容疑者と中元さんは、中元さんの元アルバイト先で知り合い、15年11月ごろ交際に発展。16年3月ごろまで都内で同居していたが別れ話が持ち上がり、トラブルになっていた。佐賀容疑者は7月、中元さんに対する暴行容疑で埼玉県警川口署に逮捕され、その後中元さんは目黒署にストーカー相談をしていた。


容疑者はエリート校卒の社労士

佐賀容疑者は、名門として知られる北海道の難関私立学校を卒業しており、難関の社会保険労務士試験も突破。結婚歴もあり、経歴的には順風満帆の人生だった。近所の住人は「優しそうな人だと思っていた」と動揺を隠さない。一方、中元さんは地元の広島県からキックボクサーになることを志して上京。事件直前に働いていた渋谷区の会社では事務員をしており、同僚は「真面目で根性のある、責任感の強い女性だと思った」と口をそろえる。犯行後、佐賀容疑者は妻と別れ、友人や親兄弟の家などを転々とする生活を送っていた。時折、周囲に「死にたい」と漏らしていたという。(産経)

 


佐賀容疑者


中元志織

96歳の母親を殺害後、交通事故で死亡した60歳長男

10月19日午後、三次市の住宅でこの家に住む96歳の女性が胸を包丁で刺されて死亡しているのが見つかった。当時、自宅に2でいたとみられる60歳の長男が近くで起きた車どうしの衝突事故で死亡していて、警察は長男が関わった疑いがあるとみて殺人事件として捜査している。

19日午後1時半ごろ、三次市秋町の住宅で、この家に住む藤田ヒサコさん(96)がベッドの上で胸を包丁で刺されて倒れているのを藤田さんの長男の妻が見つけ消防に通報した。藤田さんはその場で死亡が確認され、警察は殺人事件として捜査している。

警察によると藤田さんは、60歳の長男とその妻と孫の4人で暮らしていたが、長男はおよそ1時間前に、自宅から1キロほど離れた安芸高田市内の国道で車を運転中にトラックと衝突して死亡したという。家族の話では長男は藤田さんの介護をしていたという。警察は当時、自宅に2人でいたとみられる長男が事件に関わった疑いがあるとみて詳しい状況を調べている。(NHK広島)




三次市母親殺害

介護していた妻を殺した男に懲役6年の判決

15年9月、北広島町の自宅で、介護していた妻を殴り死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている男の裁判で、広島地方裁判所は男に懲役6年の有罪判決を言い渡した。判決を受けたのは北広島町壬生の無職・今井一男被告。起訴状などによると、今井被告は15年9月下旬、自宅で、今井被告の飲酒運転による事故などが原因で障害を負ってしまった妻の昭子さんの顔や背中などを拳や網の柄で殴るなどして、死亡させた罪に問われている。

9月15日の裁判で、広島地裁の小川賢司裁判長は「妻の顔面などを二晩に渡って執拗に殴り、無抵抗な被害者に対し道具を使うなど犯行は悪質」と指摘。また「障害のある妻の介護で強いストレスを感じ、動機に酌量の余地があるが限度がある」などとし、懲役8年の求刑に対し懲役6年の判決を言い渡した。(TSS)

福山衣料品倉庫事務所殺害事件で元会社役員に懲役24年の判決

福山市で、取引先の社員の男性を殺害したなどとして殺人などの罪に問われた元会社役員に対し、広島地方裁判所は「商品の横流しの発覚をおそれて何の落ち度もない被害者を殺害した動機は身勝手で短絡的だ」などとして懲役24年を言い渡した。

福山市の元会社役員、原伸太朗被告(33)は15年4月、取引先だった福山市の衣料品卸売会社の建物で社員で51歳の男性の胸を刃物で刺して殺害したなどとして、殺人や業務上横領などの罪に問われた。これまでの裁判で原被告は「殺すつもりはなかった」として起訴内容の一部を否認し、検察は懲役27年を求刑していた。

6月2日の判決で広島地方裁判所の小川賢司裁判長は「遺体の傷の状況に加えて、自宅から包丁を持ち出し被害者の待つ建物に行くなど、被告には強い殺意があったと考えられる。また遺体の発見を遅らせるため、建物の出入り口の鍵をかけ包丁などを人目につきにくい場所に捨てるなど証拠隠滅も行っている」などと指摘した。

その上で「商品の不正な横流しを繰り返したあげく、発覚をおそれていわば口封じのため何の落ち度もない被害者を殺害した動機は身勝手で短絡的だ。裁判でも不自然な弁解に終始し真摯に反省する態度は見られない」などとして懲役24年を言い渡した。(NHK広島)


当時の事件報道

2015年4月20日午後9時35分ごろ、広島県福山市新市町新市の衣料品の倉庫兼事務所で、男性(51)が死亡しているのを県警福山北署員が発見した。胸に刺し傷があり、同署は殺人事件の可能性もあるとみて捜査した。同署によると、男性は事務所の床にうつぶせで倒れており、胸には刃物で刺されたとみられる傷があった。凶器は見つかっておらず、男性の着衣に争ったような形跡はなかったという。

男性の妻から「家に帰って来ず、連絡も取れない」と同署に安否確認の依頼があり、署員が事務所を訪ねて発見した。

殺害された府中市土生町の衣料品卸売会社の社員、清水弘裕さん(51)が勤務先の福山市新市町の倉庫と事務所を兼ねた建物で胸を刃物で刺されて殺害された事件で、警察のこれまでの捜査で清水さんは1階の作業場でうつ伏せの状態で倒れていて、建物の入り口のドアは鍵が壊れて開かない状態だったが1階の別の出入り口の鍵が開いていた。その後の調べで現場の一部3階建ての建物の2階以上は使われておらず、清水さんは普段からこの建物で1人で働いていた。また現場から凶器の刃物は見つかっていない上、盗まれた物もなかった。



福山衣料品倉庫刺殺・原伸太朗容疑者

住民トラブルで隣人を切り付けた男を逮捕

5月9日朝、広島市のマンションで、住人の男性を刃物で刺したとして同じ階に住む男が現行犯逮捕された。事件があったのは、広島市西区東観音町のマンション。警察によると午前8時ころ、「人を刺した」と110番通報があった。警察がかけつけたところ、自ら通報してきたこのマンションに住む無職の鈴木陽介容疑者が、同じ階に住む48歳の男性を包丁で刺したことを認めたため、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。

男性はケガをして病院に運ばれたが、命に別状はないという。警察は住民どうしのトラブルが動機とみて、事件のいきさつをくわしく調べている。鈴木容疑者は「殺すつもりはなかった」と、殺意については否認しているという。(RCC)



東漢音町 殺人未遂


心神耗弱を認める

11月9日、マンションで住人を包丁で刺し、けがをさせたとして傷害罪に問われた住所不定、無職鈴木陽介(54)の判決公判が広島地裁であった。安藤範樹裁判官は妄想性障害による心神耗弱を認定し、懲役1年6カ月、執行猶予4年(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した。安藤裁判官は「住人らに自室の物を壊されるなどと妄想を抱き、恐怖感から犯行に及んだ。善悪の判断力などが著しく減退していた」と指摘。その上で「暴行態度は極めて危険。被害者に与えた恐怖は大きい」とした。判決によると、鈴木被告は5月9日、広島市西区のマンションの自室で、隣室の男性(48)の背中などを包丁で数回刺し、約1週間のけがをさせた。(中国)

弟をメッタ刺しにして殺害した74歳の兄に懲役7年の判決

金銭を無心してきた弟(当時68)を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた無職、住本一明被告(74)の裁判員裁判で、広島地裁は3月7日、懲役7年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。判決理由で丹羽芳徳裁判長は「被告は無心を断ると、弟からこれまでにない強い暴行を受け、ぞんざいに扱われたことに腹を立てて仕返しを考えた」と指摘。「傷は約30カ所に及び、めった刺しともいうべき犯行の態様は執拗で残忍なものだ」と述べた。判決によると、昨年5月13日夜、広島市東区にある当時の自宅近くの歩道で、弟の無職卓三さんの胸などを包丁で刺して殺害した。(産経)


当時の報道によると、住本容疑者は15年5月13日午後9時すぎ、広島市東区若草町の路上で、男性の胸や腹など数十カ所を包丁で刺したとして、殺人未遂の疑いで逮捕された。男性は病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。現場は、JR広島駅からおよそ500メートル東のマンションなどが建ち並ぶ地域。近くに住む人から「男性2人が口論し、1人が刺した」と通報があり、警察官が駆けつけたところ、男性が血を流して倒れていて、目撃者の話などから、手に包丁を持っていた住本容疑者をその場で逮捕した。

住本容疑者は、刺された男性について「自分の弟だ」と話し、身元の確認を進めた結果、近くに住む弟の卓三さん(68)と確認された。住本容疑者は事件当時、酒に酔っていて、卓三さんが刺される直前に口論になっていたという。

福山の風俗店店長が女性死体を雑木林に遺棄

福山市の風俗店店長が今年1月、知人の女性の遺体を尾道市内の雑木林に遺棄したとして3月2日夜、死体遺棄の疑いで警察に逮捕された。殺害についてもほのめかす供述をしているという。逮捕されたのは福山市西深津町の風俗店店長、廣保雄一容疑者(37)。

警察によると廣保店長は16年1月上旬、知人の大橋愛姫さん(39)の遺体を尾道市原田町梶山田の雑木林に遺棄したとして死体遺棄の疑いが持たれている。大橋さんの兄から妹の行方がわからないと先月、警察に相談があり、警察が捜査を進めた結果、大橋さんと最後に会っていたのが廣保店長だったことがわかったという。

そして2日、事情を聴いたところ遺体を遺棄したことを認め、警察が本人立ち会いのもと雑木林を捜索した結果、縦およそ50センチ、横およそ1メートルのプラスチック製の箱の中から足を曲げた状態で遺体が見つかったという。

調べに対し容疑を認め、「1人で遺棄した」と供述しているという。廣保店長は大橋さんの殺害についてもほのめかす供述をしているという。(NHK広島)


金銭トラブルで殺害か 女性遺棄で逮捕の男

広島・尾道市内の雑木林に知人女性の遺体を捨てたとして風俗店の店長の男が逮捕された事件で、店長は女性に借金があり、殺害も認めているという。死体遺棄の疑いで逮捕・送検されたのは広島・福山市西深津町の風俗店店長・廣保雄一容疑者(37)。

調べによると廣保容疑者は今年1月、尾道市原田町の雑木林に福山市の無職・大橋愛姫さん(39)の遺体をプラスチックの箱に入れ、遺棄した疑い。大橋さんは1月から子どもを家に残したまま行方不明になっていた。廣保容疑者は大橋さんと数年前から知人で、殺害についても認めているという。また、捜査関係者によると、廣保容疑者は大橋さんに数百万円の借金があったことがわかった。2人の間に金を巡るトラブルがあったとみて調べている。(NNN)


死因は窒息死

福山市の風俗店店長が知人の女性の遺体を雑木林に遺棄したとして、死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、警察が遺体を詳しく調べた結果、女性の死因は首を絞められたことによる窒息死だった。調べに対し、店長は殺害を認める趣旨の供述をしているという。また、死亡したのは今年1月5日ごろから1週間ほどの間とみられるという。遺体が発見された際、首にはロープが巻かれていて、廣保店長は調べに対し「ロープで大橋さんの首を絞めて殺した」と殺害を認める趣旨の供述をしているという、。(NHK広島)


強殺容疑で男再逮捕=死亡女性から250万円

広島県尾道市の山林で無職大橋愛姫さん=当時(39)=の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課などは3月23日、死体遺棄容疑で逮捕した知人の無職広保雄一容疑者(37)を、強盗殺人容疑で再逮捕した。同課によると、広保容疑者は大橋さんから約250万円を預かっていた。容疑を認め、「金を返さなくてもよくなると考え、ロープで首を絞めて殺した」と供述しているという。逮捕容疑は1月6日早朝ごろ、同県福山市西深津町の広保容疑者宅で、大橋さんの首をロープで絞め、窒息死させた疑い。



福山市 風俗店店長 廣保容疑者

知的障害のある次男を殺害した母親の判決は懲役4年

2月22日、同居する次男(当時42)の首をロープで絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた尾道市高須町、無職野間延子被告(74)の裁判員裁判の判決公判があり、丹羽芳徳裁判長は懲役4年(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡した。

丹羽裁判長は、知的障害がある次男の介護の負担が大きく、被告に将来への不安があったとした上で、「同情すべき経緯を考慮すると、殺害を決意した点に強い非難はできない」とした。

一方、抵抗できないように手足をビニールひもで縛るなどした手口を「強い殺意に基づく非情な手段」と指摘した。判決によると、野間被告は2015年2月5日夕方、尾道市向島町の当時の自宅で、仮眠中の次男裕二さんの首にロープを巻いて締め、窒息死させた。(中国)

広島修道大学生病死から一転インスリン注射による強盗殺人で男を再逮捕

広島市安佐南区で2015年6月、男子大学生が変死体で見つかった事件で広島県警は2月18日、別の詐欺事件で逮捕していた広島県安芸高田市甲田町高田原の無職山本勝博容疑者(43)が学生を殺害し、金を奪った疑いが強まったとして、強盗殺人容疑で再逮捕した。

県警によると、山本容疑者は昨年6月ごろ、約100万円の返済を免れるため、広島市安佐南区長楽寺の大学生佐藤裕樹さん(当時24)に抗うつ剤などの薬剤を服用させたり、注射したりして風呂場の浴槽につけて殺害し、現金数万円を奪うなどした疑いがある。


広島修道大学4年死亡

佐藤裕樹さん(24)



県警によると、自宅で死亡していた大学生には目立った外傷がなかったため、当初は病死の可能性が高いとみていた。その後不審な点が見つかり、交友関係などを捜査していたところ、別の詐欺事件で逮捕した山本容疑者が事件への関与を供述したという。2人は約5年前に同じ病院に入院していて知り合ったという。警察は犯行に至った経緯や動機を追及する方針。(朝日、毎日)



安芸高田市 男子大学生殺害

山本勝弘容疑者

山本勝博容疑者




山本勝博容疑者(43)=詐欺罪で起訴=は、殺鼠剤(さっそざい)や睡眠薬などを投与して意識がもうろうとした男子大学生を、水を張った浴槽に入れて殺害し、現金を奪った。県警捜査1課によると、殺害されたのは広島市安佐南区の広島修道大4年、佐藤裕樹さん(24)。

佐藤さんは15年6月、自宅アパートの浴槽で死亡しているのが見つかり、県警は病死の可能性を含め捜査。司法解剖で死因は分からなかったが、普段は服用していない薬の成分が検出された。

2人は6年前、三次市内の入院先の病院(三次中央病院)で知り合った。山本容疑者はその後、佐藤さんのアパートに出入りしていた。

山本容疑者は事件の1カ月前に「もうけ話だ」と佐藤さんに株の購入を持ちかけた。山本容疑者は、佐藤さんから借金の返済を何度も迫られ、「殺そうと思った」と供述している。県警は、佐藤さんから現金100万円をだまし取ったとして、7日に詐欺の疑いで山本容疑者を逮捕。同容疑者は「金の返済をしつこく迫られ、死なせようと思った」と供述し、殺害を認めたという。

山本容疑者は両親と3人暮らし。高校を中退後、原因不明の足の病気を患い、入退院を繰り返していた。安芸高田市内のガソリンスタンドで勤務していた時期もあったが、病気が理由で辞めたという。

再逮捕容疑は、昨年6月ごろ、複数回にわたり、佐藤さんに殺鼠剤や睡眠薬、抗うつ剤などを服用させ、インスリン製剤を注射。同23日、佐藤さんを浴槽に入れて殺害し、数万円を奪ったとしている。佐藤さんは1人暮らしで、家族が昨年6月28日、裸のまま、うつぶせで死亡しているのを発見した。


インスリンもらった

だまし取った金の返済を免れる目的で、知人の大学生に抗うつ剤を飲ませ、インスリン注射をするなどして殺害したとして安芸高田市の43歳の男が強盗殺人の疑いで逮捕された事件で、警察の調べに対し、男は「『体が痛い』と言うので知人からもらったインスリンを『痛み止めだ』と言って注射した」と供述しているという。

安芸高田市の山本勝博容疑者(43)は去年6月ごろ、広島市安佐南区の大学生、佐藤裕樹さん(当時24)の自宅アパートで、佐藤さんからだまし取った100万円の返済を免れるため、複数回にわたって抗うつ剤などを飲ませてインスリン注射をしたあと、浴槽に入れて殺害したなどとして2月18日、強盗殺人の疑いで逮捕された。

警察によると、2人は6年前にけがや足の病気で入院していた病院で知り合い、これまでいずれもインスリンを処方されたことはなかったというが、調べに対し、山本容疑者は「佐藤さんが『体が痛い』と言うので、知人が処方されたインスリンをもらい『痛み止めだ』と言って注射した」と供述していることがわかった。警察は山本容疑者がインスリンを投与すると意識がもうろうとなるおそれがあることを知った上で痛み止めと偽った疑いがあるとみて捜査している。(NHK広島)