「はだしのゲン」アラビア語版出版で第3次世界大戦勃発か

漫画「はだしのゲン」が、このたびアラビア語版が出版されたという。翻訳にあたったエジプト人の男性は、「テロが相次ぐ中、核兵器の恐ろしさを伝えたい」と話した。これまでに21の言語に翻訳され、世界中で読まれてきた「はだしのゲン」が、先月、エジプトの出版社からアラビア語版が2000部発行された。ところで、もしも、イスラム国の幹部や戦闘員が、この絵を見たら何と思うだろうか。


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日本がイスラム国へ侵攻する絵
ゲンが日本人で、後ろで燃え盛る炎の中で苦しむ人々がイスラム国。日本がイスラム国に侵攻して火の海にしたような格好だ。平和的に解決どころか、イスラム国に挑戦状を叩き付けたようにも見える。連中は、この本の内容など真剣に読むはずがない。もうすぐ第3次世界大戦が始まりそうだ。

天皇批判まんがに見える「美味しんぼ」と「はだしのゲン」

漫画週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」の「美味しんぼ」に描かれている放射能被曝による鼻血問題で、福島県が風評被害に困っているという。この数日間、ニュースではこの漫画の内容について福島県民にインタビューする姿が映しだされた。住民の意見は肯定派と批判派に分かれていた。

5月19日のニュースでは、肯定派の意見で主婦や会社員は、「風評より風化が怖い」「大事な意見のひとつだ」など。

否定派の意見で、地元の医師は、「放射線で鼻血が出るなど聴いたことがない」。農家の人は「福島県民は鼻血が出るのか?と笑われながら言われた」など。

この、農家の人の言葉が妙に引っ掛かった。これで思い出したのが、広島に対するいわばヒバクシャ偏見思想だ。ずいぶん前の事だが、あれは確か東京の墨田区か葛飾区の人間だった。「おまえ、ヒバクシャかぁ?」と、ニヤニヤしながら言っていた。被爆者ではないし、少し腹も立ったが、しかしなぜいとも簡単に何の抵抗もなくこんな事を言うのか、ふと冷静に考えたことがある。

広島以外の日本国民は、広島の人間であれば、みんな被爆者だと思っているのだろうか。広島から離れれば離れるほど、原爆や被爆者のことなどは、この程度の認識なのか、この程度の教育しか受けていないのか、これが現実か、と悩んだ。

広島市や被爆団体が、原爆ドームなど数々の被爆建物を残し、いつまでも反核運動を発信し続けるから、まったく関係のない者までヒバクシャ扱いされる事に、嫌気がさしたものだ。

被害を発信すればするほど、利益を得る者と、不利益を被る者がいる。さらに差別や偏見も生まれる。

「はだしのゲン」は「美味しんぼ」と類似する点がある。この2作品は、原爆と原発に対してどちらも被害者として描かれているが、「はだしのゲン」は一部ではあるが天皇という固有名詞を出して批判する描写をしており、対する「美味しんぼ」の作者・雁屋氏は、週刊文春によると、学生時代から思い込みが激しく、天皇制反対を唱えていたという。「週刊金曜日」(2000年)では「近代天皇制の毒は強烈だ」とある。また、「天皇制がある限り、上下関係の締め付けと組織による抑圧は解消しない」など。

「はだしのゲン」では、天皇を批判するのも表現の自由として、作者は率直な気持ちを描いているのだろうし、「美味しいんぼ」では、直接天皇批判をしている訳ではないが、両作者の経歴を見ると、単なる「プロパガンダ」にも見えてしまうことだ。つまり、日本国内の特定の思想や世論を誘導するための宣伝効果を狙った演出のようだ。

天皇批判の記述についは注意が必要だろう。戦時中の世相と今は、まったく違う。天皇に対する考え方として、戦時中に生きてきた人の思いと現代に生きる人では、違って当然。今、テレビで映し出されている天皇皇后両陛下が、戦時中に何かしたのだろうか?天皇も代替わりしていくが、書物に漠然と記述すると、永久に残り、永久に天皇批判をしていることになる。それを戦後、非難し続ける人は、被災地に赴いた天皇皇后両陛下を非難したことと同じだ。

そもそも漫画というものは、ストーリーを面白させ、良くも悪くも世の中の注目を集めることを目的とし、売上を伸ばすことだ。これは作者とすれば、ごく自然な創作行為だ。中世の絵画からの歴史に学べば、「絵」というものは、誇張して表現するもの。

漫画「はだしのゲン」のストーリーが全て本当の話ではないし、創作物のひとつにしかすぎない。これが漫画でありコミックというものだ。

「美味しんぼ」の作者が、この福島の問題をマンガに託したということは、多数の読者に対してアピールし易いからだろうが、その時点で所詮「まんが」という創作物と認識すべきものだ。鼻血の内容は表現媒体において、信憑性に乏しく、内容が懐疑的に見られてもおかしくない。

作者が、福島で本当に鼻血が出るというなら、まんがで表現するのではなく、厳格な調査を経て、一冊の報告書なる書物を出して始めてスタートラインに立つ。

また、岡山大学の疫学・環境医学の津田教授が「チェルノブイリでも福島でも鼻血の訴えは多いことが知られている。『低線量放射線と鼻血に因果関係はない』と言って批判される方には『因果関係がない』という証明を出せと求めればいい」と言っていた。

岡山大学にもこんな無神経な大学教授がいることに驚愕した。これは、自分の発言に自身がないことの表れだ。存在しない事象を証明する必要もないし、そんな無駄な労力をする教授・学者・研究者は意味がないし税金の無駄だ。事象が存在することを証明して初めて評価されるものだし、それが研究者・科学者というもの。

ヒバクシャと反核運動の歴史にみるように、広島県民の評価は必ずしも一つではない。これから数十年間は、福島県民は知りたくもない広島県民の悩みと蟠りを実感することになる。長く薄暗いトンネルを、ゆっくりと歩いて行かなければならない。

「はだしのゲン」の歌を卒業式で歌ったなどということを絶対に人にしゃべるな

3月20日、広島県内の多くの公立小学校で卒業式が行われ、漫画家の中沢啓治さんと生前に交流があった広島市の小学校では、「はだしのゲン」をもとに作られた歌を子どもたちが歌って、平和への思いを新たにしたという。20日は、県内の公立小学校のおよそ7割にあたる337校で卒業式が行われ、このうち、広島市中区の基町小学校では卒業生18人が出席した。この学校では、中沢さんから被爆体験を聞く授業を行うなど、生前にさまざまな交流があった。式では二宮孝司校長が、漫画「はだしのゲン」で父親がゲンに「麦のようにたくましく生きるよう」語った場面を引き合いに出し、「くじけそうになっても、あの麦のようにまっすぐ生きてください」とはなむけの言葉を贈った。このあと、卒業生が「はだしのゲン」の前向きに生きることを忘れない姿勢にならって作られた歌をみんなで歌い、平和への思いを新たにした。県教育委員会によると、県内に495校ある公立小学校ではこの春、2万6401人の子どもたちが卒業するという。(NHK広島)


広島基町小学校 卒業式


衝撃的な卒業式が、ここ広島市内にある。記事の通り、ここは広島でも特殊な学校と言える。卒業式の歌として本来は「蛍の光」「仰げば尊し」「君が代」という歴史のある歌にしないと、大人になって回想したとき、卒業の時の思い出と感動がないものだ。広島県内もそうだが、全国に散らばる広島出身者の事も考えて、大人になったとき、小学校の卒業式で「はだしのゲン」の歌を歌ったなどと人にしゃべってはいけない。絶対にだ。

所詮マンガの「はだしのゲン」を盾に右翼の圧力に屈した松江市教委【動画】

広島の被爆者である故・中沢啓治氏が原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」の描写が過激であるとして、松江市教委が2012年12月、松江市内の小中学校に、学校図書館での子供の閲覧を制限し、貸し出しもやめるよう要請していたと報道されのが8月17日、閲覧制限の要請の撤回を決めたのが8月26日、10日間で決着がついたようだ。

発端は2012年8月、市内の男性が議会に提出した陳情だった。「ありもしない日本軍の蛮行が掲載されている。このような間違った歴史認識により書かれた本が学校図書室にあることは、子どもたちの『国と郷土を愛する態度の涵養』に悪影響を及ぼす可能性が高いので、即座に撤去することを求める」というもの。

陳情には、旧日本軍が中国大陸で人の首を切ったり、性的暴行を加えたりする場面が添付されていた。陳情した男性はそれ以前に教育委員会を直接訪ね、「はだしのゲン」の撤去を申し入れていた。男性は単独で来たり、仲間とともに複数で来たりした。8月22日に開かれた教育委員会議には、その在特会のメンバーが傍聴に訪れていた。


島根、鳥取は、広島原爆の影響がほとんどないし、特に島根は「竹島の日」を条例で定めており、歴史認識で弱みを見せたくないから市民からの問題提起に一部の松江市教委が快く載った格好だと思ったら、こんなクレーマーに屈したのか。出版前に差し止め交渉を行うなら話は分かるが、すでに全世界で1000万部発行済み。このクレーマーは、この窓口担当者なら文句が言い易すかったのだろう。

マンガ(まんが、漫画)とは、コミック(Comic)であり、その表現内容の多くは、空想・妄想・想像が含まれていると認識しながら読むべきモノだろう。NHKスぺシャル「はだしのゲン 創作の秘密」で放映していたのだが、「はだしのゲン」は、当時、少年ジャンプに連載中だったが、マンガの内容が暗いため、苦戦を強いられていた。読者を引き付けるにはどうしたらいいか、夫婦で模索する日々が続いたという。そこでストーリーを面白くさせるために、新たなキャラクターなどを登場させたりした。

故・中沢さんは、自身の被爆体験と、その怒りを有りのままに漫画という"オブラートに包まれた媒体"を通して、伝えた。問題があると言われる表現内容も、漫画にすると内容も半信半疑で、ゲンという子供がわめき散らしている程度にしか伝わらないし、さほど腹も立たない。しかし、全世界で唯一の被爆国となった日本国ヒロシマの"もの珍しさ"なのか、世界各国のボランティアが、無償でマンガの翻訳を買って出た。まさに功を奏した展開となったと言える。


「戦争論」を置けと強要する動画の男と窓口対応者。




はだしのゲン 松江市教委 クレーマー