徳洲会の元金庫番に執行猶予付き有罪判決

医療法人「徳洲会」グループの元金庫番で3000万円を横領した罪に問われた男に対し、東京地裁は執行猶予が付いた有罪判決を言い渡した。医療法人「徳洲会」グループの元事務総長・能宗克行被告(60)は、徳洲会の関連会社から3000万円を横領した罪に問われている。これまでの裁判で能宗被告は、「自分が立て替えて支払っていた徳洲会の政治活動資金を精算しただけだ」などと無罪を主張していた。

10月12日の判決で東京地裁は、「立て替え払いの記録は残っておらず、権限内のものであるとは考えがたい」などとして無罪主張を退けた。その上で「自らの証券取引口座に入金する目的だったと認められる」として、能宗被告に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。(NNN)

亀井静香氏が徳洲会側からの2000万円献金を収支報告せず

元国民新党代表の亀井静香衆院議員(77)=無所属(広島6区)=が2008年、医療法人「徳洲会」グループからパーティー券購入代金2千万円を受け取りながら、政治資金収支報告書に記載していないことがわかったという。亀井氏側は2012年後半に2千万円を返し、「収支報告書を訂正する必要はない」としている。一方、総務省は「収入があった時点で記載義務が生じる」としており、政治資金規正法に違反する可能性があるとしている。

徳洲会関係者らによると当時、グループの「金庫番」と呼ばれ、事務総長だった能宗克行容疑者(57)=警視庁などが業務上横領容疑で逮捕=が08年前半、亀井氏の政治団体が07年までに開いた4~5回分のパーティーの券の購入代金2千万円を、現金で亀井氏側に手渡したという。現金は、能宗容疑者が社長だった徳洲会の関連会社「インターナショナル・ホスピタル・サービス」(IHS、大阪市北区)が捻出した。2012年、徳洲会内の内紛に伴い、IHSの資金の使途について能宗容疑者を追及する動きが表面化。能宗容疑者は亀井氏側に領収証を求め、亀井氏側が同年中に返却した2千万円が、IHSに戻されたという。(朝日)

亀井静香

徳洲会グループから3000万円着服で徳田虎雄氏の元側近で元事務総長を逮捕

12月3日、医療法人徳洲会グループの関連会社から3千万円を着服したとして、警視庁捜査2課は業務上横領容疑で、同会元事務総長で医療コンサルタント、能宗克行容疑者(57)=東京都世田谷区用賀=を逮捕した。他にもコンサルティング会社への顧問料名目などで総額約3億円を着服した疑いがあり、捜査2課が全容解明を進めるという。

逮捕容疑は、徳洲会グループの関連会社「インターナショナル・ホスピタル・サークル」の社長だった平成19年9月中旬ごろから20年1月下旬ごろまでの間、同社名義の預金口座から計3千万円を引き出し、自分の証券口座に入金するなどして着服したとしている。

能宗容疑者は広島県出身。徳田虎雄元理事長の元側近で、専務理事や事務総長、関連会社社長などを歴任したが、徳田元理事長の親族らと対立し、今年2月に懲戒解雇された。グループ側が10月、能宗容疑者らを業務上横領罪で警視庁に告訴。捜査2課が同月、能宗容疑者の自宅など数カ所を家宅捜索していた。

グループをめぐっては、昨年12月の衆院選で徳田毅衆院議員(42)陣営に病院職員らを派遣し、報酬を支払って選挙運動をさせたとして、東京地検特捜部と警視庁が今年11月に公選法違反容疑で、徳田前理事長の娘2人を含む計6人を逮捕している。(産経)


能宗容疑者


【徳洲会元事務総長~7億円超を引き出し】
大手医療法人「徳洲会」の関連会社から3000万円を横領したとして逮捕された徳洲会グループの元事務総長が、同じ会社から7億円を超える資金を引き出していた。元事務総長はグループの内部調査に対し、「選挙の活動資金に使った」と説明していたという。

「徳洲会」グループの事務総長などを務めた能宗克行容疑者(57)は、自分が社長を務めていた大阪にある、徳洲会グループの不動産管理会社の口座から現金3000万円を自分名義の証券口座に入金して着服したとして、業務上横領の疑いで警視庁に逮捕された。警視庁によると、能宗元事務総長は3000万円を「仮払い金」の名目で引き出し、株の運用に充てていたというが、会社から仮払い金名目で引き出した金の総額は平成21年8月までの2年余りの間に7億5000万円に上るという。内部調査に対し、元事務総長は「引き出した金は平成21年8月の衆議院選挙の活動資金に使った」と説明したということで、警視庁は自宅などを捜索して金の使いみちを詳しく調べている。能宗元事務総長は、徳田虎雄前理事長の元側近だったが、今年2月に解雇され、グループ側から資金を流用したとして告訴されていた。(NHK)


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この徳洲会については思い出がある。昔、徳田虎雄氏に会ったことがある。この徳洲会に新規事業を持ちかけに、虎雄氏の事務所に社長と数人で訪れた。ALSを発症する前の虎雄氏には威光があったのを覚えている。

徳田氏よりも先に事務所内に入ることになり、少し時間を持て余していたため、しばらく辺りを見渡した。徳田氏の机の横の壁に日本地図が貼ってあるのが目に付いた。地図には赤い丸印が散りばめられていた。たぶん病院の建設地だと思った。広島地区には赤印がなかったが、これから全国的に増やしていく計画なんだろうと思った。

会社も内紛で揺れ動いていたせいか、当時の幹部数人を引き取ってもらい、徳洲会で新規事業を起こそうという考えだった。結論は、徳洲会としては、というより徳田虎雄氏としては、その事業は必要ないという結果になった。(なぜ会えたのかは割愛する)

今回は、徳洲会の金庫番の記事が目についたので、週刊文春より引用記載した。

金庫番とは能宗克行氏だ。能宗氏は広島県出身、79年に関西学院大学を卒業後、徳洲会大阪本部に就職。翌年東京本部に配属されると、総務畑で頭角を現し、96年に理事長室長になり、虎雄氏の秘書となった。

02年に虎雄理事長がALSを発症後、能宗氏が虎雄理事長の指示、命令のほとんどを代行していた。その後、医療機器販売や不動産賃貸などを手がける関連企業2社の社長に就任。09年には医療法人徳洲会の専務理事に就任した。

また、虎雄氏が、90年に設立、94年に政党化した自由連合の会計責任者として、ライバル・保岡代議士との激しい選挙戦の最前線に立った。

能宗氏は、かつては虎雄理事長から家族以上に信頼され、医師や職員からの信望も厚かったと言われるが、実は密かに虎雄氏を裏切っていたのである。

虎雄理事長がALS罹患後、能宗氏は自由連合を私物化して巨額の横領をした。自由連合は10年に未払い利息も含めて約100億円の負債を抱えて解散したが、このうち、約27億円は能宗氏が勝手に引き出し、全く使途不明である。

毅氏が二期目に臨んだ09年総選挙では、当時能宗氏が社長を務めていた関連会社インターナショナル・ホスピタル・サービス(IHS)が出したカネで直接選挙費用を賄った。ところがIHSから能宗氏が引き出した仮払金7億5千5百万円も使途不明。

能宗氏は病的なギャンブル好きで、ブルガリアに出張に行くと、朝までホテルのカジノに入り浸っていた。競馬にも多額のカネを突っ込んでいて、「万馬券が当たった」と職員数十人を連れて屋台船を貸し切って豪遊した。

能宗氏は、政界への巨額の資金を提供した疑いもある。

能宗氏が懇意にしていたのは、亀井静香代議士で、「いつも亀井の後に映っている男」と揶揄されるほど関係が近かった。

能宗氏は自由連合の負債100億円を、虎雄理事長が100パーセント株主のグループ中核企業「株式会社徳洲会」の株式で代物弁済させようとした・・。